遅ればせながらセレプロ5話の感想です
マーマのことしか語れないとは思うんですが……ごめん、詩・栞……!
二人のことは愛溢れるファンに任せた
マーマがネット上でよくある「疲れた社会人を甘やかす為のママキャラ」ではなかったことが凄い新鮮でよかった
怒り方とかその最たるもので、「もうっ!」みたいな怒りじゃなくガチで家庭持ってるタイプのやり方なんすよね
マーマ生育環境に誠実なキャラの付け方だったなと思う(何故なら「もうっ!」で幼児が止まる訳ないから)
その上で、当たり前のことを当たり前のように叱ってくれるのがめちゃくちゃ良い
お嬢の「お家の重圧からくる行きすぎた責任感」と、先生の「キャリアへの自信と驕り」を「それを抑えられないんじゃあ人として未熟だよ」って叱り飛ばすんですよね
ことアニメ作品においてはお嬢と先生のケンカってキャラ付けの一部として扱われることもあるっていうか、ケンカップル的な……無害なやり取りとして背景で消費されることもあるんですけど、それを真っ向から「未熟」って言ってくれるのが、なんていうか嬉しかった
そこ指摘してくれるんだ、っていう
だって誰だってグループワークの最中に結論も出せず進みもしねぇ言い争い聞きたくないじゃないですか
でも二人は幼くてすり合わせなんて出来ないんですよ
だから未熟だって言う
そうして未熟だと言った上で、「まだ先はある」って言ってくれるのも嬉しいですよね
ことオーディションという限定的状況下において、この出場は一生に一度のチャンスという方向に意識が向きがちですけど、2話で示されている通りオーディションって落ちてなんぼなんですよ
その前提を踏まえた上で、「来年も再来年もうければいい」っていうこのオーディションの先のこと、外のことを話してくれるっていうのが凄い良いですよね
今年の夏は一生に一度かもしれないけど、一生のうちでは何度でも夏はある
しかもこれさっきの未熟って話に掛かってるんですよね
まだまだ若く、人間的に成熟していない詩と栞は来年もチャンスがある
日本アイドルのメジャー年齢をそろそろ過ぎそうなマーマは、人間的に成熟し視野が広いが故に別なチャンスを見つけられる
っていう
しかしこれ、下手したらスズレナ以上に他人に踏み込んでいるグループなんじゃないかしら
だってことは人生に関わることですからね まだ若いとはいえ
4話ダンスチームは踏み込めないことで関係の始まりを予感させたけど、5話は踏み込んでマーマが先を示すことで始まりを予感させるという
あとは二人の印象的だった所を上げて終わろうかな
詩の印象的だった所
子役時代から脱却したくてアイドルを目指しているのに、子役時代のキャリアに縋っているところ
しかも無意識そう それをしている限り「名探偵ちぃたんの小泉詩」から逃れることは出来ないのに
覚悟がないんだね~ 可愛いね~ってなった(褒めてる)
栞の印象的だったところ
1人で練習する描写がなかったところ
人を付き合わせるのは当たり前だし、全パート揃っていなければ完璧な練習が出来ないって思ってそう
完璧主義だし
こういう「当人にとっての当たり前」を見せられると、育ちがちがうんだなぁと自然と思えていい
年下二人がちゃんと生意気よりのクソガキしてて本当にいいなって思った
ネットミームに汚染されてないママ、ロリキャラの書き方が見られて良かったな~って思いました