今日も今日とてTwitter巡回。こんなタグをみつけました。
どうやらエイプリルフールネタだったらしい。
めちゃくちゃ乗りたかった……ッ!でも来年まで覚えてられる気がしねえ……ッッ!
今から乗るのもタグ荒らしになりそう。ということでブログで発散します。
以下全て俺の妄想
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劇場版魔王城、とうとう上映開始されましたね。
魔王城を劇場で、しかもシネスコで見られるの感動しかない。
シネスコ、好きなんですよね。あの縦横比がもうドラマチックじゃないですか?
ぶっちゃけキービジュ発表時点から俺の中では期待度だいぶ高かった。
いや、本当キービジュよくないですか?
いつものアニメ魔王城より光源意識高めで、どちらかというと原作単行本の表紙っぽく纏められてるんですよね。
これが今までよりグッとドラマチックだし、劇場版ということの期待感も煽る感じになってて素敵。
かと思うと背景美術は可愛い感じに纏められたりしていて、TVアニメ魔王城の雰囲気を損なってないんですよ。
内容を言うとクーロン島編+悪魔城編という感じですね。
最初はクーロン島から感想言いましょうか。
テレビ2期で先行登場していたゼツランの個別回と宣伝されていたクーロン島。アニメの発表順でいうと過去回想回みたいな立ち位置ですよね。
なんだかテクニカルな構成~と思ったけど、年一で劇場版だしてる夕方アニメとか見渡すとそう珍しいもんでもないようですね。
魔王城って夕方のご長寿アニメだったんだ。そうであってくれよ。
ゼツランのかわいさに重きが置かれてた感がありますね。
まあTVアニメとおなじくキャラ感を重視しつつ、美術はちょっとリッチにって感じでしょうか。
でもこれがまたクーロン島という手数多めのロケーションとマッチしてて綺麗でした。
シーンによってはイルミネーションの反射が撮影で入ったりしてて、今流行りのアニメよりは控えめなんですけど魔王城の抑制が効いた画面のなかではめちゃめちゃ効果的だったな。
劇場アニメってやっぱり劇場で見る意味が欲しいなって思うタイプなんですけど、あのゼツランとタソガレの目線が合うシーンは眼下に広がる夜の町並みが劇場の暗さやスクリーンのデカさとリンクしてるような感じがして、テレビとかスマホだとあの感じは出ない気がしましたね。
作画もめっちゃ頑張ってて、ドラゴンに襲われるスヤリスのシーン。
あれはあそこだけ妙にアクションものしてて笑っちゃったな。
無闇に枚数入れてる感じじゃないのに、妙に動きがリアルなハリウッド映画なんですよね。
絶対それ系の映画オタクがやっただろ。
あとやっぱ表情系は動きがつくと強いですよね。
ゼツラン、めっちゃ可愛かった。決める場でしっかり可愛く動いてくれるから乙女度が上がってたわ。
見てて気持ちいい動きが多かったですね。
可愛いとされてる女の子を素直な気持ちで可愛いと思えるの、めちゃくちゃ幸せな体験だな……。
作画カラテも演出カラテも強くないと出来ない所業。
全体的にサンデーラブコメしてて、めっちゃ元気な気分になってしまった。
悪魔城
なんか画面の雰囲気ちゃうなぁと思ってパンフの設定画みたら、普段と目の処理とか服のフォルム取りとか変えてるんですね。
ここだけ設定描き下ろしかよ。そんなあからさまに気合い入れられると変な笑いが込み上げてくるんだけど。
ていうかそう、パンフですよ。やっと設定画が載ったんですよ。見ましたか?
1期放送から8年、ようやく設定画開示とは恐れ入りますが版権事業部の方々に於かれましてはこれで満足せずに設定資料集と原画集を出して欲しいですね。頼むよマジで。
ヴィジュアルファンブックとか出してる場合ちゃうぞ。
いや、それはそれで有り難いけどさ。
まあでもそれだけ気合いを入れたのも、普段のTVアニメ魔王城とは毛色のことをやるからなんでしょうね。
正直私はあくスヤ要素を劇場版という形で原作再編したこと、大正解だと思ってます。
恋愛要素ってTVアニメのブランディングと絡ませづらいなと思っているので。
私普段恋愛ものって音と色と動きがついてる媒体ではみないんですけど(情報量が増えて変なところが気になったりキツくなったりするため)、その辺の再編が上手くいっていたのか悪魔城編は心地よく見れました。
どういう技術なんですかねあれ。大幅な改変はされてないと思うんですけど……。
姫との追いかけっこのところ、作画盛られるかなーと思ったらポップに処理されてて、それが見事に「レオくん。手紙を読んでどう思うかはわたしが決めるの」に向かって集約されてたの、「え……演出ウマアニメ!!!!!!」となってしまった。
人の気持ちを勝手に推測して自縄してしまうことの滑稽さ、けれどその厄介な性格も全部スヤリスにとっては親しい人の愛すべき一面であり、それは他の面子にとってもそう……。
なぜギャグをするのか 笑わせようとするのか
巧みに誘導された笑いの感情が親しみへと変換され、スヤリスとリンクし、説得力をもってセリフが入ってくる。
原作で表されている要素が原作とは違った形をもって胸を打つ。
これこそが幸福なメディアミックスなんだと改めて思いました。
そういう目で見れば168夜なんか、まさに直球の「愛」だったんだなぁ。
ただギャグ漫画として読んでるだけでは分からなかったよ。
キャラへの感想とかは他の人がめっちゃ言ってくれてると思うんで、あえて技術とか演出とかみてて出た感想を言ってみました。
いい映画でした。これにつきる。
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ここまで俺の妄想。
お付き合いありがとうございました。
なんでもいいからアニメまたやってくれよ。