top of page
検索

色気って描くのムズくね

  • 執筆者の写真: たふ ぐす
    たふ ぐす
  • 2023年4月17日
  • 読了時間: 2分

友人と「色気を商業アニメで表現するのはとても難しいことなんじゃないか?」という話をした


ある日のこと。友人が好きな漫画のアニメを見たというので感想を聞いてみたら、

「うーん、動作に色気がたりないんだよね」

と言った。


なるほど。

私は動作のことなら少しだけ分かるので、試しにそのアニメを見てみた。

結論として、友人の要求は結構ハードル高いんじゃない?と思った。


まず第一に、色気のある動作というのは難しい。

そのものが、高いレベルを要する作画技術だ。


そして、その色気ある動作がスベらない演出を考えるのも、特殊技能なんじゃないかと思う。


さて、TVアニメは毎話数、演出も作画陣も変わる。

おおよそ2~3ヶ月で一話完成させなければならないのだから、当然の仕組みだ。

まずここで大量に色気作画や色気演出のできる人を調達しなければならなくなる。

具体的には金とコネとスケジュールが必要になってくる訳だが、どれも限りがある。


交渉手腕を駆使して集めてきたとして、今度は意思統一にめちゃくちゃ気を遣わないといけない。

一口に色気といっても様々なニュアンスがあるからだ。

関わる人数が増えるほど、ニュアンスを揃えるのは難しくなる。

一番いいのは絵コンテで動作の指示をしておくことだけど、それにも限度はある。

演出はニュアンスを揃えるのも仕事なので、仕事が増える。


そうした沢山の苦労を経て表現できるのが、そのキャラのもつ色気という魅力なのだ。

作品にもよるが、TVアニメの制作スパンだとどうしても優先順位は低くなってしまうんじゃないだろうか。

キャラの色気より考えることが山ほどあるからだ。


基本的に、色気の表現というのは画力と思考に余裕のあるもののみができる王者の娯楽なのだ。


件のアニメはそういった余裕もなさそうだったし、そこを要求するのはあまりにも高いハードルすぎないか?と思うのだ。


え?俺の推し作品なんだからもっと予算とスケジュール掛けろ?

それは……そうだね!

 
 

最新記事

すべて表示
近況

2025年11月あたり、精神の調子が崩れた。 端的に言えば仕事のストレス。 不眠症になったり、様々な自律神経系の症状が出た。 復調は結構順調にしてきている方だと思う。 ただ、仕事に対して楽しいという気持ちが持てなくなって、そのまま今に至る。 上を目指さないと絵の質が下がるから、なんかほぼ体裁みたいなもんで上はいちおう目指すんだけど、自分がそこに到達しないことは分かっているみたいな。  そういう状況

 
 
アニメ実況文化と私

子供のころのとき、私は実況というネット文化が嫌いだった。 ゲーム実況、スポーツ実況、アニメ実況……。 見るもの全てにマジになり、感想全てにマジレスを求めていた子供の私は、実況でよくある茶化しやイジリを許容出来なかった。  しかし同時に、茶化しやイジリを許容できない自分も嫌いだった。 皆がこんなに楽しんでる文化を楽しめない自分は、意固地でつまらない存在だ。 ニコニコのコメントにムカつきながら、ムカつ

 
 
  • alt.text.label.Twitter

©2023 グスタフのイラストプール。Wix.com で作成されました。

bottom of page